付き合いが長く結婚を考え始めたカップルは特に、将来に向けて貯金をしようと考えるでしょう。
二人で貯金をすることに決めた場合、まだ結婚をしていない段階ですが、やはりルールは決めておくべきなのでしょうか?
今回はカップルの貯金ルールはどうすべきなのか、二人で楽しくお金を貯めるにはどうしたら良いのか解説します。これから二人で貯金しようと思っているカップルはぜひ参考にしてください。
カップルで貯金するときにルールは必要?
カップルの段階ですとまだ結婚はしていませんから、お財布は別で管理している場合がほとんどでしょう。そのため、貯金ルールがないといけないというわけではありませんが、成功しやすいのは貯金ルールありのカップルです。
たとえば、毎月の貯金額を決めなかったとしましょう。それでも最初は上手くいくでしょうが、徐々に「私のほうが多く貯金している」「先月は僕しか貯金していない」など、回数や金額に差が出ていることを不満に思い始める可能性があります。
そうなると貯金が苦痛になったり、貯金が原因でケンカになったりと、楽しい貯金ではなくなってしまうでしょう。
もちろん、貯金ルールを決めたからといって、必ずしも順調に貯まるわけではありません。しかし、ないよりはあったほうがトラブルが少ないので、これから貯金するのなら、ぜひルールを決めておきましょう。
カップルの貯金ルールはどうすべき?お金を貯めるコツとは
ではここから、具体的にどんな貯金ルールを決めておけば良いのかを説明します。あわせてお金を貯めるコツも解説しますので、ぜひ今後の貯金の参考にしてください。
1.まずは貯金の目的を決めよう
まず決めるべきなのは「貯金の目的」です。「将来のため」などふんわりとした目的ではなく、できる限り具体的に目的を決めたほうが上手くいくでしょう。
たとえば、
- 二年後に結婚するために貯金する
- 結婚して一年後に子供を育てるために貯金する
- マイホームを○年後に購入するため
- 二人で使う車を○年後に買うため(車種も決める)
などでしょうか。
何のために、いつまでに貯金するかを決めないと、徐々に「何のためにお金を貯めているのだろう?」と貯金に対するモチベーションが下がってしまいます。
2.年間の目標金額と毎月の貯金額を決める
貯金の目的を決めたら、次に年間と毎月の貯金額を決めましょう。
もちろん、目標を達成できる金額に設定しないといけません。200万円の車を二年後に購入したいと思っているのに、一年で30万円を目標金額にしてしまっては、貯金できても車は買えません。
まずは目標を達成するためにお金がいくら必要なのかを、できるだけ明確に算出しましょう。ネットのリサーチだけで難しい場合は、実際に見積りをとってみるのがおすすめです。
一年で貯める金額を決めたら、それを12ヶ月で割り、1ヶ月の金額を出します。その金額を半分に割った額が一人あたりの貯金額です。
3.貯金するタイミングも決めておく
毎月の貯金額を決めたら、貯金するタイミングを決めておきましょう。決めておかないと、「来月のお給料が入ったときに二ヶ月分貯金すれば良いか」と、徐々に毎月貯金のルールが崩れてしまう可能性があります。
タイミングは貯めやすいときで構いませんが、「給料日前に、余ったぶんだけ貯金しよう」というのが最もおすすめできない方法です。
先取り貯金といって、お給料が入ったときに先に貯金をしておかないと、給料前になると貯金分のお金が残っていない可能性があります。
それで貯金ができないと、「ルールを決めたのに」とケンカになるかもしれません。そのため、貯金するタイミングはお給料日に設定しておくことをおすすめします。
4.ボーナス月は多めに貯金すると良い
先取り貯金をしても、急なトラブルによって貯金できない月が出てくる可能性は誰にも否定できません。
たとえば、体調を崩して仕事を休んでしまったときも、場合によってはお給料が少なくなって貯金できないこともあるでしょう。
そのような場合のことを考え、ボーナス月は多めに貯金をしておくのがおすすめです。年に二回多めに貯金しておけば、万が一貯金できなかった月があっても、年間の目標金額以下にならずに済むかもしれません。
ボーナスの際に貯金する金額もあらかじめ決めておきましょう。ボーナスがない場合は、無理に多く貯金する月を作る必要はありません。
5.貯金できなかったときのことも決めておこう
万が一貯金ができなかったときのルールもあらかじめ決めておきましょう。その方が二人がケンカせず、すみやかに対処できます。
たとえば、
- 2ヶ月分まではボーナスで補填する
- 翌月に2ヶ月分貯金する
- 翌月と翌々月に1ヶ月分を分割して上乗せする
などでしょうか。
ポイントは「貯金できなかったけど仕方ない」「来月からは頑張る」というように、貯金できなかった月をそのままにしないことです。他の方法でリカバリーしておかないと、「できない月があってもしかたない」と思ってしまい、貯金に対してルーズになってしまいます。
カップルは貯金ルールだけでなく貯め方も重要?
カップルで貯金をする際、貯めたお金をどう保管しておくかも悩みどころでしょう。どの方法が良いかはカップルごとに異なりますので、貯金ルールを決める際に二人でよく話し合って決めてください。
すぐにできる方法には、貯金箱を用意する、二人の共同のお財布を用意する、などです。この方法は貯金額の確認がしやすく、お金を入れる際に手数料がかからないのがメリットですが、使い込みやすいのがデメリットでしょう。
銀行口座は引き出しにくい分、二人が別れてしまったときに処理が面倒になる場合があります。
このようにそれぞれメリット、デメリットがありますので、自分たちにはどれが合うのかや、やりやすいのかを考えて決めましょう。
カップルで貯金ルールを作っても貯まらない!そんなときに見直すべき点
もしカップルで貯金ルールを作っても上手くいかないときは、以下の三つの点を見直してみてください。
無理な貯金額で設定していないか
無理な貯金額で設定していると、当たり前ですが貯められない月が多くなって貯金は成功しません。
貯金額は収入の15〜20%を目安にすると良いと言われています。手取り20万円の人だと、30,000円は良いですが、50,000円になるとかなり節約しないといけなくなってしまうでしょう。
貯金できない月が増えるより、30,000円をコツコツ貯めたほうが貯金は成功します。貯まらないときは、一度貯金額を見直してみてください。
無駄遣いをしていないか
出費が多いと、「生活費が足りないから」といって、貯金に手を出してしまうこともあります。無駄遣いはすればするほど、貯金が苦しくなってしまうため、貯金中は常に節約を心がけましょう。
心から貯金に納得しているか
「なんで貯金をしなければいけないのだろう」という疑問が少しでもあると、だんだんと貯金に対する不満が募ってきます。
その結果、貯金できない月や金額が少なくなる月が出てきてしまうため、貯金することに心から納得しているかも今一度確認してみてください。
まとめ
カップルでは貯金ルールを作ったほうがお金が貯まりやすいので、貯金を始めるなら、最初に二人でルールを決めましょう。
ルールが守れなかった際にケンカをしないよう、貯金できなかったときの対処法も決めておくことをおすすめします。
二人が納得する貯金ルールを決め、楽しく貯金していきましょう。
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